■産みの苦しみ
永山 電脳Mavoの連載第5回(原著第4章)ですが、エロ漫画デビュー直前、とんでもないレギュレーションを強いられることになって……というあたりからですね。
松本 これ知ってます? マール社の『ポーズ2000』(※1)。ある意味バイブルでした。やっとこんなのが出た。今はいくらでも出てるけど、当時はこれしかなかった。漫画家はみんな持ってましたよ(笑)。5冊くらい出たのかな? 一番活用するのは基本編。モデルを雇う金なんてあるわけじゃ無し……有り難い本でした。
松本 というか、いつも描く時はこんな感じですよ。まずはこうやって落書きしながら悶々とするんですよね(笑)。意外とそんな落書きの中にいい絵が描けていたりして……。
永山 落書き的なデッサンを単行本の折り返しとかに使ってたりしてましたよね。これがイイ感じで、実用したこともありました(笑)。正直、もっと使って欲しいなと。
松本 そうなんですよ。その落書きの通りに描こうとしても、最初に描いた落書きに勝てないんですよ(笑)。不思議ですねえ。
永山 落書きはイイ感じに力が抜けてるんですかね。
松本 (原著79P「宮谷一彦すげー描き込みだな〜」を指さして)宮谷一彦さんどうしているんでしょう? 全集が欲しいくらいなんだけど。
永山 全然出ないですね。
松本 ヤンコミの筧さん(※2)が出した、宮谷さんとか、青柳裕介さんとかの作家シリーズ『Gekiga Etoile』(※3)で、あれが最後ですね。
永山 それ、買ってねー!『肉弾時代』(※4)より後に出たんですか?
松本 後ですよ。筧さんの編集で、シリーズは10冊くらい出たのかな。
永山 産みの苦しみの間は、こうやって、落書きしたり、他の作家の漫画読んだり(笑)。
松本 テレビも普段観ないような番組観て、現実逃避(笑)。他の人に聞いても同じらしいですよ。
永山 漫画家さんは大体、そんな感じですね。サラリーマンのように時間決めて、きっちりきっちり仕事する人もいますけど、仕事してんのかなあって家の人が見にいくとボーッとネット見てたりとか、オレもですけど(笑)。
松本 昔は喫茶店でネームをやるというのが流行ったけれど実際に行くと、置いてあるスポーツ新聞を数誌読んでから、そろそろやるか、と思っても横のおばちゃんの会話がうるさくて集中出来なかったりして……収穫はあまりなかったなぁ。
永山 自分もダメですね。人目が気になるし、気が散るし、タバコとコーヒーだけが増えていくみたいな(笑)。
松本 今はファミレスでやる人いるのかも?『運命じゃない人』(2005年)、『鍵泥棒のメソッド』(2012年)の内田けんじ監督も脚本をファミレスで書いているとかで面白いこと言ってましたよ。
「男は『ガンダム』やら『サッカー』のような無機質な会話で盛り上がっていても女の人は必ず『人』のことを話している」
……などなど、ちゃんと人の会話を聞きながら自分の作品も書けるってなかなか自分には出来ないな。部屋でもふっと気がつくと2〜3時間たってる。なんか降りてこない(笑)。
永山 文章でも一緒ですね。降りてきたらこっちのもんなんですが。
松本 どうでもいい時、ふっと浮かんだりしてね。あれは方程式があればいいんだけど。こうすれば、こう出るみたいな(笑)。そうえいば、かわぐちかいじさんは散歩しながら考えるって何かで読んだなぁ。確かに歩くことで脳が活性化するのかも? 自分も歩きながら浮かぶときがあるんですが、次第に歩き辛くなってきて……エロマンガのネーム創りは歩きながらは難しいものがあります。
永山 その理由は敢えて訊きません(笑)。ネタ帳みたいなものは作らないんですか?
松本 あるある。高校時代から作ってたんですよ。その頃のものはある時、教室に忘れてね。取りに行ったらなくなってた。どこに消えたんだろう? あんなの他人が持ってたって仕方がないのに。
永山 まんだらけに訊いてみるとか(笑)。こないだヤフオクで検索したら先生の鉛筆の下描きが出てましたよ。
松本 あー、タダで差し上げてるやつですね。
永山 スタート1万円でした。
松本 ひでぇな(笑)。そう言えば、まんだらけにも売りにいったヤツがいるって(笑)。売っちゃいかんだろ(笑)。
永山 しかも売ってるヤツが「どの作品かわかりませんが松本さんのです」とか(笑)。
松本 しょーがねーなー(笑)。
■インク壺と消しゴムとスクリーントーン
松本 いや、漫画でも描いているように、かすかな光が見えてくる。でも、スッと飛んでいって、また見えてきて、ふわふわふわふわ浮かび始めて、そんな断片が頭の中にいろいろ浮かんできて……やがてそれらの断片が少しづつくっついてきて……やっと形になって……というのを絵で表現しました(原著P83)。
永山 なるほど。
松本 これ、インクの壺の中からのアングルで描いているんだけど(原著P84)、映画でも最近、時々中から撮るのがあって。
永山 中から? 視点がインク壺の中にあるわけですか?
松本 もともとヒッチコックが「映画術」の中で「冷蔵庫の中から撮っている監督がいたけれどそんなの何の意味も無い」みたいなこと言ってましたが、その後冷蔵庫の中から撮ったショットがなぜか増えたりして、最近はテレビの『孤独のグルメ』(※5)観てたら、鉄板焼のシーンで鉄板の側から撮ってるのがあった。
永山 鉄板視点(笑)。
松本 エロマンガでも膣内から男根が入ってくる絵を描く人もいたりして……。
永山 胎児視点というか、内視鏡視点というか(笑)。先生も描いてませんでしたか?
松本 自分でも何度か描きましたが(笑)。
永山 それはそうと、ここでもまた汽車が登場しましたね(原著P84-86)。これは何を表現?
松本 これはあれですね宮谷一彦さんの『ライク ア ローリングストーン』ですね。
永山 前も出てきたじゃないですか。中島史雄先生の上京シーン(原著P18-19)にも汽車が登場してましたよ。
松本 あれは『けんかえれじい』ですよ(笑)。
永山 だけど汽車のプレートに『LIKE A LOLLING STONE』って描いてあったじゃないですか(笑)。
松本 『けんかえれじい』の上京シーンです(笑)。雪降る中を……福岡だからあんまり雪降らないんだけど。
永山 多少は降りますけどね。
松本 OVAの『機動警察パトレイバー』でも同じような雪の中を上京シーンがあったような。『けんかえれじい』のファンは多いからみんなやりたいのかも?
永山 定番なんですね。
松本 その左下のコマ。消しゴムかけてますけど、今はフルデジタルが多いから消しゴム使わない人がどんどん増えているでしょうね。いきなり描きますから。
永山 スクリーントーンもデジタルが増えてきましたね。
松本 トーンもそうですね。コミスタで。
永山 デビュー当時はもうトーンが出てましたか?
松本 ありましたよ。一番最初はMAXONだとか、あとなんだっけ、一番高いとこ。
永山 レトラセットですか。MAXONは糊が強い。
松本 そうそう。
永山 剥がれにくいのはいいんだけど貼り直そうと思って剥がそうとすると紙がバリバリって一緒に剥がれちゃう。
松本 で、トーンは1枚の値段が高くて……細かい部分には無理ですが大まかにばさっと貼るときはたまにはトーンをコピーして貼ったりなどして経費節約でせこいことを……。そしてトーンは大名商売でどんどん値段が上がってとうとう1枚800円くらいになったかなぁ。あと少しで1,000円を超えようかというそんな時に安いIC SCREENの出現で値上がりにストップがかかり、そのあとデリータトーンという格安のものが現れて……、最初は残ったノリに消しゴムをかけると原稿用紙が汚れるとかの欠点があったものの次第に改良されて「使い残しのトーンを平気で捨てられる」という時代がやってきました。安くて模様も豊富で驚喜するくらい有難かった。
永山 トーンに歴史あり(笑)。俺も、なるべく無駄が出ないようにパズルのように使ってましたよ。
松本 さっきの『ポーズ2000』の「マール社」とこの「デリータートーン」の会社には勲章は無理ですがマンガ家として感謝状を渡したいくらいです。消しゴムに話を戻すと内山亜紀さんのすごい話があってね。練り消しゴムが一個ある。生涯それ一個だって(笑)。
永山 それって話盛ってませんか!?(笑)。いくらなんでも無理でしょ。
松本 内山さんは、あんまり下描きしない人だから。マル描いてチョンくらい。ほとんどいきなり描くんだ、あの人は。だから「生涯これ一個だ」と。それまで描いた鉛筆の線は全部練りゴムに入っちゃってる(笑)。
永山 林静一さんも確か下描きしないって話を聞きましたよ。
松本 ほんとに?
永山 直接ペン入れて、失敗したら捨てる。
松本 林さんはいつまで漫画やってたんだっけ?
永山 90年代までですね。漫画専門というよりはイラストレーター、アニメーション作家としての仕事が多い印象です。
松本 イラストレーターとして一流だからね。そっちで食べられたら漫画やることない。しんどい作業だし、儲からないし(笑)。
永山 しんどい作業ですよ。ペン先をすり減らして大量の線を引いて……(原著P84-88)。
松本 マンガでは1ページ目527本、2ページ目629本……と書きましたが実際に数えている人はいないのでこんなものかと適当な数字を並べましたが……本当に現在までの線の数を数えたら天文学的線の数かも? いや、全く意味ないか?
永山 全部一直線に並べたら何万キロですよ。その、しんどい作業を経て……。
松本 ま、何とかOKが出て……
■エロ魂に開眼?
永山 何度もボツくらったのは、どこかがまずかったんですか?
松本 今だったら2ページでエロマンガを描くなんてどうってことないですが、当時はまだまだ「エロ未熟者」で「エロ魂」が篭ってない頃ですから吹っ切れてなかったんでしょう。
永山 それまで全然違うジャンル?
松本 もともと活劇志向だし、最初はエロマンガを描くこと自体考えてもいなかったわけで、そんなに気合い入らないじゃないですか。何とかエロ・モードにチェンジ&気合いを入れて描いて、やっとこの道に入り始めるという過程ですね、ここまでが。
永山 当時はまだエロ漫画専門誌なかったですから。
松本 今は雑誌もあるし同人でも描けるわけで、いきなりエロマンガを描くためにマンガ家になる人も多いかもですが、当時は中島史雄さんも言ってましたが
「お、描いてみると面白いじゃないか、エロマンガ!♪」
と次第にエロマンガの魅力的な世界にズブズブとはまっていくわけです。
永山 で、モーツァルト、ピアノ協奏曲第9番変ホ長調(※6)が流れる名曲喫茶で
「……松本くん ……好きな曲は?」(P89)。
「ダイナマイトが150屯」(P90)
という、カッコイイ会話に。『ダイナマイトが150屯』は小林旭の中でも最高にブッ飛んだ名曲ですよ(笑)。
松本 画期的でしたね。大滝詠一が絶賛していましたよこの曲。御大、船村徹作曲(※7)。
永山 かくしてデビュー作『俺は便所の強チン魔だった』が『漫画ボイン』(※8)に掲載されて……。
松本 この頃はまだ、三流劇画が大爆発する75年の数年前です。実話雑誌がちょっとエッチになったくらいの時代で、だからまだ実話雑誌に少しマンガでも入れておくか、みたいな時代です。そのうちマンガがメインで記事が味付けに逆転してエロマンガ雑誌が続々と誕生していくわけです。当時の『エロトピア』だって、シャワーシーンがあるくらいでエロくなかった。まだまだです。
永山 あの頃は、オレも注釈入れる時に調べてみたんだけど、ふくしま政美さんなんかは突出してたけど、他は普通の青年劇画ですよね。
松本 あと、小森一也さん(※9)、榊まさるさんと同じ頃に描いてて、人気でしたね。
永山 榊さんの方は知ってますけど、お会いしたことはないんですよ。
松本 あのへんからけっこういろんな人が描き始めて。榊さんはね、ずっと昔、エロ描く前に峰岸とおる(※10)というマンガ家さんのところに手伝いに行ったときにお会いしてね。なかなか颯爽とした人でしたよ。
永山 これも随分前になりますが、ふくしま政美先生の取材に行った時、たまたまふくしま先生と榊先生の電話がつながる現場に居合わせたんですよ。お二人が言葉を交わすのが何十年ぶり。
松本 榊さん、一時消息不明でしたからね。ヨソから単行本を出せば売れただろうに、ワニマガジンがなかなか外に原稿を出さなかったという噂も。本人も出したかったらしいし、久保書店からもウチで出しませんか? って話が出てたんだけど。
永山 あそこは抱え込むみたいですね。その代わりしっかり保管してくれるから、前田俊夫先生の復刻が出せた。倉庫の奥から出てきた(笑)。前田先生に原稿渡してたら永遠に消滅してたかも(笑)。
松本 コミケで売ってたし(笑)(※11)。
永山 前田先生とは最近Facebookで「お友達」になったんですが、住んでいる場所がメキシコだし、写真は海外のイベントが中心で、国際的にご活躍のようです。
松本 メキシコですか! アニメの『うろつき童子』が当たって、1本創るたびに何千万かドカッと入って、今日もゴルフ!明日もゴルフ!とゴルフ三昧だったらしいけれど……。
永山 国内作品はあまり見ませんが、海外では一杯出てますね。
松本 前田さん、描くの早いらしいですよ。
永山 えーっ、あんなに線が多いのに。
松本 相当こみ入った絵でも自分でパッパパッパ描いちゃうって言ってました。早いらしいです。
永山 超多忙の時期は自分の原稿の背景を切り出して再使用したという伝説も。だから原稿が残らない。
松本 あのクオリティだと一回しか使わないのはもったいない。今だったらデジタルで使い回せるけど。漫画家の単価安いから、それくらいやってもいいんじゃないかと(笑)。
永山 ケン月影先生なんか、一作見てるだけじゃ気づかないけど、単行本になると「あれ、同じ人出てる!」(笑)。もはや名人芸です。
松本 何枚もコピーした原稿を貼り合わせて製作……で、すごく厚いらしい(笑)。
永山 それで、デビューの頃はまだバイト生活ですよね。
松本 運送屋とか、ビルのこびりついたセメントを11階くらいから削りおとしたりとか、色々やりました。氷作るとことかね。
永山 力仕事関係ばっかりですね。
松本 今は色々バイトあるけど、昔はそういうのしかなかったじゃないですか。せいぜいラーメン屋くらい。自分は「らっしゃい!」って感じの接客業はあまり向いてないのでマンガと同じでコツコツやる作業のバイト向き。
永山 接客は向き不向きが大きいですよ。俺もバイトは缶ジュースの缶作ってる工場とかスピーカーの筐体作ってる工場でしたね。あと年賀状の配達。スーパーの中の電器屋で店員やったのが唯一接客でした。
松本 最近年金受給手続きに行ったら当時清掃会社で1年くらい働いていたときの記録が見つかって、バイトだから忘れていたけれどちゃんと抜かれていたんだね。みなさんもバイトでも記録に残しておいたほうがいいですよ。これで年に1回は回転寿司が食えるくらいの額が加算されたかも? ま、たいしたことないか。
永山 何皿食えるかが問題ですけどね(笑)。バイトやってて、漫画描く時間は?
松本 それを作るのが大変ですよ。Amazonの『エロ魂』の読者レビューで
「漫画描くのに一番大切なのは時間だ」
ってところに一番感激したと書いてる人がいましたが、そうなんですよ。
永山 描く時間を買うために働く。漫画でそれ以上の利潤を生まないと大変なことになる。漫画に貢いでるみたいになっちゃう。
松本 当時は7社くらい廻ったら行くとこがない。また次の描かなきゃならない。一円にもならない。
永山 そういう意味では今はいい時代ですよね。廻るとこ一杯あるし。
松本 同人誌もあるし、ネットもあるし。稼げる額は少ないですけれど(笑)。……、昔は7社だもんな。
永山 今は同人とネットで食べてる漫画家もいますけど。
松本 岡本くん(※12)がそうですね。周りから尊敬のまなざしで見られてますよ。
永山 岡本さん、わかりやすい作風だからかなあ。
松本 独り者ならともかく、家族持ちですからえらいですよ。奥さんが手伝ってるみたいだけど。家族4人、マンガだけで食っていくっていまはそういう意味では大変ですよ。
永山 ケータイとか電書も向き不向きがありますね。ケータイって読者層全然違うから、紙の方で名前通っても関係ないみたいですね。
松本 ぐれいすさん(※13)も別の名前で描いてますね。「友達です」とか書いてたけど(笑)。
永山 絵見ればわかるんですけどね(笑)。
松本 儲かってんのかなあ。しょっちゅうタイに行ってるみたいだけど。別の名前でKindle本も出してますね。
永山 こないだ読みましたけど、あれはいい作品ですよ(※14)。
松本 Twitterで返事もらったけど、驚くほど売れませんって言ってたけど(笑)。てっきり売れてると思ったんだけど。中島史雄さんも小説本出しているんだけど、いきなり1位になったと思ったら無料だった(笑)。
松本 次が原著の第五章ですね。
永山 トビラは? 男の子かな女の子かな?
松本 ジュンくんですね。
永山 男の娘ブームに先駆けたジュンくんですね。第四章のトビラは?
松本 『放課後の媚娼女』から、です。
永山 狂死郎かと思った。解説聞かないと女か男かわかんないですよ(笑)。
松本 なるべく男は描きたくない(笑)。池上遼一さんも「主人公の顔は女の顔のつもりで描いている」と。脇はともかくとして。
永山 ホントですか!? てなわけで、ではまた、次回をお楽しみに。
■脚註
※1:初版が1975年なので、ダー松先生が実際に活用するのはデビュー作より後になる。「基本編」から「ふたり編」(1981年)まで全5冊。
※2:筧悟。『ヤングコミック』副編集長、『増刊ヤングコミック』編集長として知られる。現在は編集プロダクションホップボックス編集部統括本部長、別府大学客員教授などをつとめる。
※3:水木しげる『悪魔くん』、かわぐちかいじ『テロルの箱船』、あすなひろし作画/宮田雪原作『呪啼夢』、かわぐちかいじ作画/宮田雪原作『けんか葉隠』、青柳裕介『初恋物語』など、いずれも絶版。
※4:『完全版 肉弾時代』はKindleで読める。コミックス初版は1998年刊。
※5:谷口ジロー作画/久住昌之原作のロングセラー『孤独のグルメ』のドラマ化作品。松重豊主演で2012年1〜3月、同年10〜12月、2013年7〜9月の三期放送。
※6:別名『ジュノム協奏曲』。電脳Mavo版では『ピアノソナタ第12番第2楽章』に変更されている。
※7:廃盤になってしまったが、大滝詠一の企画、構成、選曲、リマスタリングによる企画盤『アキラ』のシリーズがあり、『ダイナマイトが150屯』はシリーズ3に収録。
※8:新星社、創刊は1968年2月1日号。
※9:代表作は滝沢解原作『怪物力士伝』全4巻(1985年、徳間書店。『エロトピア』連載の『怪物横丁』を改題。その後、1998年にタイトルを戻したコスミックインターナショナル版が全3巻で刊行される)。他に勝目梓原作『鮮血の十字架』(1986年、壱番館書房)などがある。
※10:代表作、古山寛原作『空手三国志』『新空手三国志』(徳間書店)。格闘漫画などで活躍。
※11:永山も『La☆blue girl』(1989年、リイド社)の原画を買ったことが……。前田先生はテンタクルスの神として海外でも人気。『Urotsukidoji』(全4巻)、『La Blue Girl Original Manga』(全6巻)など海外版多数。
※12:おかもとふじお。ダーティ・松本のアシスタント出身では唯一のエロ漫画家。著書多数。最新刊は『お嫁に行った彼女』(2013年、久保書店)
※13:ぐれいす。グレイス石川名義のデビュー短編集『玉蘭』(1995年、白夜書房)、ぐれいす名義の『王様のブラチン』(2014年、Amazon Services International, Inc.)など、著作の多くはKindle本で読める。
※14:たーれっく『子猿うきゃうきゃ日記』全4巻(2013、Amazon Services International, Inc.)