■戸田家ダンジョンと第47回星雲賞
最初の企画を完了し、とにかく昼飯ということで、佐藤副編と近所の土産物屋ビル内の食堂街へ。名物の手こね寿司をいただきました。
で、戸田家に戻って、部屋に戻って仮眠を取るはずが、何故か「はいはい、こっちですよー」と第47回星雲賞の発表会場に誘導されてしまいました。
各賞については『2016年 第47回星雲賞』を参照してください。個人的に印象に残ったのは梶尾真治さんの受賞スピーチ。Twitterでも同じ趣旨が配信されているので、引用します。
1991年、風速50メートルの台風19号が熊本を襲い我が家が半壊したとき日本SF大賞の知らせを頂きました。そして今年、震度7の地震でやはり半壊して、茫然自失していたら星雲賞長編賞の知らせが。不思議な暗合です。今度、太陽フレアが地球を灼いたらノーベル文学賞を貰えそうな気がします。
(梶尾真治さん(@kajioshinji3223)7月10日付ツイートより)
海外長編部門はアン・レッキー『叛逆航路』 。これは筆者もオススメの一冊というかシリーズです。現在、続編の『亡霊星域』まで刊行されています。
あと、マンガ専門の本誌として見逃せないのが、コミック部門賞に弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』、メディア部門賞に水島努監督の『ガールズ&パンツァー 劇場版』 が選ばれたことです。
また、一昨年亡くなられた水玉螢之丞さんの『SFまで10000光年』、『SFまで10万光年以上』がノンフィクション部門に、昨年亡くなられた生賴範義さんがアート部門に選出されたのにはグッときました。