都議選が始まる前は、自分がこんなに動くとは思っていなかった永山ですが、2010年非実在青少年問題で頑張ってくれた推し候補の応援+取材のトリは練馬区選挙区の民進党公認、あさの克彦候補です。
2010年の非実在騒動の時、松下玲子さんや西沢圭太さんたちとともにあさの克彦さんも大いに戦ってくれましたが、彼がユニークだったのは二回目の改正案について最後の局面で「賛成」に廻ったことでした。これには反対運動を展開していた人々は全員、ひっくり返りました。この時点では「裏切ったな」という批判も起きた(正直、私もそう感じた)のですが、長い目で見ると、条件を付けて賛成するという現実路線によって、事実上、青少年条例改正によって不健全図書類に加えられた「新基準」は極めて適用しにくい足かけがかけられています。現在まで適用されたのは僅かに二回にすぎません。新基準を適用しようとするたびに専門委員を招聘し、法的な裏付けを行うことになっているから、青少年課や青少年審議会も慎重にならざるを得ません。
徹底抗戦もひとつの道ですが、あさのさんからは勝ちでも負けでもないタフな道もまたあるということを教えてもらいました。
さて、打ち上げ演説会は、小川敏夫、有田芳生両参議院議員を初め国政と区政の重鎮が参加、大いに盛り上がりました。あさの候補の演説も火を噴く勢いで圧倒してくれました。
あさのさんには当選後の追加取材を申し込んでおきました。
取材が実現することを祈ります。
(永山薫)
Tweet