Tweet
横浜そごう美術館で開催中の『不思議の国のアリス展』。
タイトル通りルイス・キャロルのアリスシリーズの挿絵とアリスにインスパイアされたアーティストの作品を展示するユニークな企画です。ルイス・キャロルのスケッチ、アリスのイメージといえば100人中100人が思い浮かべるであろうテニスンの挿絵の下絵という貴重な資料をはじめ、ダリ、草間彌生、小川容子の作品まで鑑賞できるともなれば、アリス&アート好きとしては見逃せません。
まずは公式提供の画像からピックアップしてみましょう。
テニエルの挿絵を流用した紙製の切手を保存するケース。図版はケースに入っている2つ折の切手フォルダーで、表側にチェシャーキャット、子豚の赤ちゃんを抱くアリス。この裏側に切手を一枚ずつ入れるポケットがついています。図録によるとルイス・キャロルと妹が発案して売り出したら大ヒットしたそうです。キャラクターグッズのハシリと言えばいいのか? 復刻しても売れるんじゃないかと思いました。
『不思議の国のアリス』は現在に至るまで様々な形で出版され続けています。図版はヘレン・オクセンバリーによる挿絵原画。テニエルのビクトリア朝時代の子供服も可愛いのですが、こういう現代的なアリス像というのもまたいいですね。ミュージアムショップではオクセンバリー版の原書と訳書が並べて販売されていますが、他のグッズに使われています。
先に挙げた以外にも、マリー・ローランサン、アーサー・ラッカム、『はらぺこあおむし』で知られるエリック・カールの『チェシャネコいもむし』、権利関係で図版を紹介することはできませんが、ディズニーのアニメ『不思議の国のアリス』のストーリー・ボード、キャラクター・モデルシートなども展示されています。また、映画版や舞台版のアリスの資料を見ることもできます。
作品鑑賞も楽しいのですが、なんとリアル脱出ゲーム『不思議の国からの脱出』(Created by SCRAP)にチャレンジすることもできます。筆者も内覧会で挑んでみたのですが、ガチで時間かかりそうなので挫折しました。時間のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか? キービジュアルは四宮義俊。このポスターも欲しい。
最後にミュージアムショップも可愛いモノ好きにはたまらないグッズが色々あるので要チェックです。グッズに興味がなくとも図録は資料としても充実しているので買いですね。
■展覧会概要
■開催場所と期間
#1 神戸2019年3月16日(土)-5月26日(日)兵庫県立美術館
#2 松本2019年7月13日(土)-9月8日(日)松本市美術館
#3 横浜2019年9月21日(土)-11月17日(日)そごう美術館
午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※最終日11月17日(日)午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
#4 福岡2019年12月3日(火)-2020年1月19日(日) NEW福岡市美術館
#5 静岡2020年2月1日(土)-3月29日(日)静岡市美術館
#6 名古屋2020年4月18日(土)-6月14日(日)※会場は後日発表
#7 新潟2020年6月27日(土)-9月6日(日)新潟市新津美術館
■チケット
◆当日券
販売期間:2019年9月21日(土)~11月17日(日)
券種:大人 1,500円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料
販売:そごう美術館、セブンチケット(セブンコード077-587)、 ローソンチケット(Lコード32405)、イープラス、チケットぴあ(Pコード769-759)
※20名さま以上の団体は、前売料金にて観覧可能
※ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードをお持ちの方は前売料金にて観覧可能
※障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは入館無料
※上記金額すべて税込
■プレゼント
ペアチケットを抽選にて若干名様に。
〆 切:10月15日
宛 先:fukuzoh@gmail.com
必要事項:「アリス展チケット希望」、お名前とご住所
当選発表は発送にて代えさせていただきます。