【C85】コミケ3日目→新年

 今日は山手線外回りで大崎から。
 人大杉写真はさすがに飽きたが、とりあえず「記録」として一枚。
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 ついでに謎のディテール。
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 三日目は知り合いが多いので挨拶回りしたり、されたり。
 西館は2回行きました。一回目は早すぎたので、時間を開けて二回目。
 評論島で、森川嘉一郎さん、白田秀彰さん、迷宮さん、吉本たいまつさんのところをぐるっと廻って、シャッターが降りる前に復帰。この時間帯だと昇りのエスカレータが使える。
 夏は進撃のスタッフが多かった、今回は海軍系が多い。西館では白の夏軍装が多かったような。

 さて、新刊の売れ行きは、もう一つ伸びず。ノルマは達成しましたが、目標値には達していません。
 表現規制もTPPも停滞している分、もう一つ切迫感がないということでしょうか?
 
 ただ、コアマガジン事件を見ても、徐々に締め付けがきつくなっていることは事実。
 実数は不明ですが、今回のコミケでは「販売一時停止」がけっこう出ていました。
 これはコミケ準備会の基準が厳しくなったからではありません。
 準備会の基準はそもそも「その時点での商業誌の表現」です。
 商業誌の基準が厳しくなれば、その分スライドします。
 なぜなら、刑法175条のワイセツ基準は「警察と裁判所」の考える基準だからです。
 ワイセツという曖昧な主観的な概念で運用できる法そのものに問題があることは言うまでもありません。
 『マンガ論争10』の講演レポートでも触れましたが、法学者の多くは刑法175条の違憲性を指摘しています。
 ただし、法学者の意見がどうであれ、そういう法律が存在し、こうやって機能している。
 これまでオーケーだったものが、司法の判断でアウトになる。
 日本国憲法が保証する「表現の自由」って、司法の判断で大きく左右されちゃうような脆弱な権利なんですよ。

 児童ポルノ禁止法改正案にしても、青少年健全育成基本法案にしても、著作権違反の非親告罪化の動きにしても、なんでこう国民の「自由度」を狭くするようなベクトルで動いているのか? その規制したい、不自由にしたい、統制したいという欲望はどこからわいてくるのか? 全くもってわけがわかりません。

 てなことをだらだら書いていたら新年がきちゃったよ。
 えー、おめでとうございます。
 今年は色々企てておりますので、今後ともご贔屓に♪
 (永山薫)

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