4月9日に『増補エロマンガ・スタディーズ』(ちくま文庫)が発売されます

th_エロスタ表紙
 まず、サイトの更新が滞ったことをお詫びします。
 溜まっていた仕事と身内の不幸が重なったのが最大の原因です。
 その「お仕事」の一つが『増補エロマンガ・スタディーズ』の改訂&加筆作業でした。
 さて、どこが変わったのか?
 補章「21世紀のエロ漫画」約40P。
 これが一番大きい。
 ごぞんじのように2006年以降、大きい規制の波が二回来ました。
 都条例と児童ポルノ禁止法です。
 必然的に増補分の中でも大きな比重を占めています。
 ただ、それだけで一冊や二冊の本になっちゃう内容なのでかなり圧縮。
 詳しく知りたい人は『マンガ論争勃発』シリーズとミニコミ誌『マンガ論争』を参照していただければと思います。
 2006年以降もエロ漫画界は激動が続いています。
 その間、永山はエロ漫画批評から漫画批評全般へと軸足を移しています。
 その分、エロ漫画アンテナが低くなっており、その分を補うため、エロ漫画研究家の稀見理都さんに増補分の監修をお願いしました。
 文庫化で嬉しかったのは、畏友・東浩紀さんに解説を書いていただいたことです。
 東さん編著の『網状言論F改』(青土社)に参加したことが旧著刊行のきっかけでした。
 それだけに感慨深いものがあります。
 しかも東さんの解説はコチラの痛いところを突いてくる部分も補完してくれる部分もあるという素晴らしいものでした。
 さらに表紙は、新堂エルさんのイラスト。
 すばらしい♪


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