「ふむ、土田世紀の原画展、これは行かねば」
と思って、よく見れば、飛び込んできたのは「全原画展」の四文字!
「ま、まさかー! そんなムチャな! 18000枚ですと!」
正直、驚愕しました。
丁寧に鑑賞したらとても1日では見終わらない量です。
京都、いや関西地方に住んでいる人がうらやましいぞ!
しかも、原画展示だけじゃありませんぞ。
トリビュートイベントとして、数多くの漫画家が描き下ろしの漫画やイラストを提供。
さらにトークショー、シンポジウム、記念出版も予定されている。
また、未発表作品「やりきれない気持」や青野春秋、新井英樹、信濃川日出雄のトリビュートコミックを収録した記念本『SEIKI』(小学館)、えすとえむ、上條淳士、すぎむらしんいち、日本橋ヨヲコ+木内亨、松本大洋がそれぞれの表紙をトリビュートイラストで飾る会期中限定オンデマンド選集本『SEIKIのアンソロジー』全5巻の発売が予定されている。
今年の京都は土田世紀祭りだ!(編集長・永山薫)
■土田世紀全原画展
■会場:京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー1+5+3、6
■会期:2014年5月31日〜8月31日
(7月10日〜8月31日は無休。それ以外は水曜休館)
10:00〜18:00(最終入館は17:30)
■料金:無料
(ミュージアム入館料は別途必要。大人800円、中高生300円、小学生100円)
■松本大洋×新井英樹×すぎむらしんいちトークショー「土田世紀を語る」
■会場:京都国際マンガミュージアム1階多目的映像ホール
■日時:2014年7月27日 14:00〜16:00
■定員:200名先着順(当日10:00より整理券配布)
■シンポジウム:マンガ原画のアーカイブを考える「1万8千枚の土田世紀のマンガ原稿をどうする?!」
■会場:京都国際マンガミュージアム3階研究室1
■日時:2014年8月31日 14:00〜16:00
■定員:50名先着順
■出演者
江上英樹(『IKKI』編集長、土田世紀担当編集者)
大石卓(横手市増田まんが美術館担当)
羽倉佳代(土田世紀著作権継承者)
小川剛(崇城大学芸術学部教授)
吉村和真(京都精華大学マンガ学部教授)
伊藤遊(京都精華大学国際マンガ研究センター研究員)